次の惑星をめぐる開拓戦争。制した者は宇宙の覇者と呼ばれるべきだったろうか。だが、私は今でも思い出す。人類が月面をめぐった開拓でさえ、長い戦乱を伴ったことを。
歴史は積もるほど、人に古い過去を忘れさせる。我々にとっての『世界』──人類の生存圏──
人類は本当に旅立つべきだったのか。あるいは、得られるものがある為に、人は永劫の闘争を続けるのか。……私は答えを知らない。
答えは、見つかるものではない。
西暦が3000年にて終焉を迎え、世界暦が旧世界紀(オールドエイジ)から現世界紀(ニューエイジ)に突入した今、神は神ではいられず、また神秘はその全てが論理へと変わった。信仰無き世界で「分からないもの」とは「知らないもの」であり、もはや「フィクション」ですらなくなった。
魔法、神性、悪魔、天使。全てが説明"できてしまう"のであれば、それらに価値は無い。価値とは「今使えるもの」か否か──あるいは、「戦える」か否か。
現在、暦の担保を行っているのは『エイヴィス』に含まれる『財団』である。彼らが遺物を採掘・保管・再利用することで地表の統制システムを介して『時間』と『空間』と『観測の可否』を保っている。これが「過去に沈めず未来に送らず」「現在を保つ」ことで人類の活動圏の消失を防いでいる。
ある一定の事柄に対して観測者の数が広まるほど事柄は担保され、現在へと接続される。ここで深刻な問題となるのが「過去への無関心化」である。時間の経過によって個人単位の観測事に対して人類は著しく関心を抱かなくなり、結果として「一度過去のものとなった」事柄に対し記憶の摩耗が高速化する。
過去の途絶の有無を決定する要因は次の掛け合わせによる。事柄に対する観測時の距離 / 事柄の発生からの経過時間 / 観測体の総数 / 事柄の影響範囲の広さ。これが全ての観測体に適応されることが、本来的には異常な現象である。
この時、西暦終焉の約3000年までという忘却層・現世紀0年という特異層・現世紀1年以降という観測層の三つが明確な差分となる。特異層が最も厚みが薄いにも関わらず、ここのみが指標となる「閾値」である。いわば現世紀情報分野を旧世紀の地層学に見立て、情報を累積させた年縞と見做す。
情報地層学はその技術的な都合により約二世紀毎に歴史的事実とその位置関係が確定するため、厳密に「現在の世紀」が何年かを把握する術はない。基本的に「直近の出来事」と「過去の歴史」は完全に区別されており、両者の間に曖昧な情報層があることで隔てられている。なお管理AIが採掘を担うこの技術は俗に「情報地層学」と呼ばれるが、人為的な判別はほとんど不可能な領域である。
観測不可能性。模された現性因子が『1(有数)』であれば、これは真正の『0(無数)』、即ち可能性である。ただ己が感覚のみで突き進み、障害(境界)を殺し続けるだけなのだろう。例え先が見えずとも、それが古い時代の在り方だったから。
その本質は「受動」であり、旧性因子の本質であるとされる「能動」には追いつかない。受容者は他者の精神への感受性が異様に高くなり殺気などの感知に優れるが、一方で心が壊れた者も多く、狂気にも至れず錯乱しただけだった。
残された旧世紀の文書には世界がフラクタル構造にあることを示唆するものが幾つかあった。ミクロコスモスとマクロコスモスが連綿と続いている──言わば『フラクタル・コスモス思想』とでも言えようか。だが本当に博士がその発見を望んでいたのかは、とうに分からなくなった。
高機動型機体の前身となる実用型機体の技術が旧世紀に確立される。研究機関「技研」が発足し、後の現性科学の礎が形成される。
現性素粒子の判明。物理法則の歪曲・一刷。タイムラインの崩壊、事実上の西暦終焉点。発見者◆◆◆が消息を絶つ。この瞬間から全ての人類の内に「◆◆◆」という概念が芽生え、過去の忘却と未来への無関心、そして現在への執着が始まる。
温暖化によって旧体制の大陸は人口の著しい減少と生存圏の縮小に追われていた。これを理由に全世界規模の生存戦争が行われていたが、現世紀への突入を理由に冷戦時代に向かった。月面の到達から千と余年を越えてなお、まだ人類は地球を手放せずにいた。
技研が◆◆◆博士の後継として現性素粒子技術を拡張すると、これはまたたく間に世界中へと伝播した。かつて無いエネルギー量とそれに比例した汚染が始まり、後の高機動型機体の確立と併せて闘争と競争の萌芽となってゆく。
ACやMTを代表とした「高機動型の二足歩行ロボット」がこれまで実現しなかったのは、技術の限界以前に物理法則という限界である。現世紀以降、これらは目に見えて変化し、かつて不可能であった人智を超える機動性を確保した。実質的に「フィクション」が現実に足を踏み出した瞬間であった。
PF汚染の拡大によって現性素粒子の新生(旧性素粒子の分裂)が問題視されるようになる。しかし当時の人類にとってこれは些事の範疇であり、目先の利益と比較してしまえば「多少のリスク」として切り捨てられても致し方ないものだった。
PF汚染を差し置いて重大な事実が発覚する。物理法則の歪曲に伴って、歴史(アイデンティティ)の消失が観測された。相次いだ不整合と記憶の不一致、大衆が気付くにはあまりにも自然に過ぎ、専門学者が生まれて初めて人類の共通事項となる。この事実は現世紀で最も人類を震撼させたものだったと言える。
アイデンティティの消失は即ち文化の消失を表し、生存戦争の停滞半ばで辛うじてその名目に保っていた「国家」という規範は、勢いを増す企業とは反対に衰退していった。国家を成り立たせていた倫理軸は企業理念という文脈を必要としない「在り方」のみに置き換わり、国家は主体を商人に明け渡すのが唯一の善策になった。
企業が国家に代わる時代が訪れ、より個人に属した価値観が主流となる。利己主義が正当化され、より原始的な「個々の力」への回帰がファーストエイジの最終結論に選ばれた。結果として「弱者の為の国家」ではなく「強者を束ねる企業」として規範は最適化され、個人の資本でさえ成果のみで多大な影響力を持つに至る。しかし統一者のいないこの時期は長くは続かなかった。
旧オーストラリア政府はその過酷な環境と、ロボット分野に絶大な影響力を持った技研の板挟みになりながら、各大陸でもいち早く途絶えた。その残滓を吸収するように肥えていく企業はACによる活動が全世界で流行となる中で傭兵支援組織「レイヴンズネスト」を発足。アリーナシステムの導入、膨大なネットワーク上での仲介等々のサポートは以後の旧オーストラリア大陸の立ち位置を決定的なものにする。
前身のMTの思想を先鋭化させ、この「コア思想」を元に機体科「ARMORED CORE(アーマード・コア)」が確立される。それまで装備が固定的だった実用型機体は、汎ゆる分野に自由にカスタムが可能なACというカテゴリの出現により、世界規模の大流行を経る。建設重機から農業機器、そして戦闘兵器への代替品として、企業時代の新たな黄金時代を象徴することとなる。
第一世代からの正当進化として、機体各部の技術的向上が図られた世代。特にラジエーターの大幅強化により熱暴走リスクが大きく抑制され、機体の安定性と運用限界は前世代を大きく上回る。しかしながらジェネレーターは依然としてF:EPを主動力としており、分裂エネルギーの莫大さに見合った被爆抑制技術はまだ追いついていなかった。パイロットへの慢性的な放射線被曝は、この世代における最大の懸念として表面化し、傭兵の短命化と人材損耗の深刻化を招いていく。機体の性能向上と引き換えに、搭乗者の消耗が加速した時代である。
冷戦時代として停滞していた国家間の抗争は、国家体制そのものの空洞化によって自然消滅に近い形で幕を下ろした。勝者のいない終結である。残された「国家」の残骸は形式上の秩序として機能しなくなり、これ以降の武力衝突は企業間・傭兵間のそれへと完全に移行していく。
国家体制の消滅に伴い、各大陸の呼称と区分は旧世紀のそれを廃し、生存可能性を基準とした「アース」ナンバリング制度へと統一された。旧来の地名はPF汚染の進行と併せて急速に意味を失い、文化的な地名への愛着は「観測問題」の影響も相まって希薄化していた。これはアイデンティティの消失が地理的な文脈にまで及んだことの証左とも言える。
観測問題は地球表面に留まらず、宇宙空間にまで波及していることが明らかになった。旧世紀に打ち上げられた無数の人工衛星が「存在しないことになっていた」という事実は、当初は技術的な計測誤差として処理されたが、やがて否定できなくなった。宇宙空間における観測基盤の喪失は、後の「地球圏外の不成立化」を予告するものだった。
観測問題・汚染問題・国家体制の崩壊が同時多発的に臨界点を迎え、世界規模での社会的混乱が顕在化した。価値基準・倫理基準・歴史認識の全てが個人単位に分裂し、共通の規範として機能するものは「今この瞬間の利害」以外になくなった。この時期を「文明的カオス」と呼ぶが、実態としてはカオスというよりも「文明という概念の静かな死」に近い。
観測基盤の喪失と相まって、宇宙空間は事実上「人類が活動できる領域」としての担保を失った。月面への到達こそ旧世紀に果たされていたものの、その継続的な維持は技術ではなく「観測の安定性」という全く別の問題に阻まれることになった。人類の活動圏は一時的に地球上のみへと収縮し、宇宙開発という概念そのものが休眠状態に入る。
PF汚染の進行と生存圏の縮小に対応するため、各企業・勢力は人員を集約した居住区「コロニー」の構築を本格化させた。規格化されたコロニーは企業統治の最小単位となり、生活・生産・防衛の全てをその内部で完結させる構造が標準となっていく。以降、「どのコロニーに属するか」が個人のアイデンティティの代替として機能するようになる。
全世界に展開されていた対月面輸送装置「クレセント・バリスタ・タワー」の建設計画は、地球圏外の不成立化と文明的カオスの煽りを受けて大半が中止・凍結となった。完成していたタワーはその後コロニーの基盤として転用されていくが、計画自体の挫折は「人類が次の星を目指す」という旧世紀的な夢想の終幕を意味していた。
S:EP技術の成熟により、ジェネレーターはF:EPからS:EPへの本格的な移行を果たした世代。パイロットへの被爆問題は概ね解消され、第二世代で最大の懸念だった搭乗者の消耗は大幅に改善される。ACという機体カテゴリが「搭乗者を消耗させる兵器」から「搭乗者を活かす兵器」へと脱皮した転換点であり、傭兵産業は再び活況を取り戻した。
管理AIによる情報採掘技術が体系化され、俗に「情報地層学」と呼ばれる手法が確立された。これにより1st Ageの歴史的事実とその位置関係がおおよそ確定し、人類は初めて「自分たちが何をしてきたか」の輪郭を掴むことができた。ただし歴史を知ることへの関心はとうに薄れており、確定した過去は学術的な記録として静かに保管されるに留まった。
レイヴンズネストから分派する形で、より急進的な思想を持つ傭兵連合組織「レイヴンズアーク」が発足した。レイヴンズネストが仲介・管理に徹する立場を取るのに対し、レイヴンズアークは傭兵自身が企業に対して能動的に影響力を行使することを主眼とした。大陸南西部、CBT−79を主要活動域として勢力を張り、その思想は一部の傭兵から強い支持を得た。しかし親組織であるレイヴンズネストとの摩擦は発足当初から避けられないものだった。
CBT−79を拠点として勢力を拡大していたレイヴンズアークに対し、レイヴンズネストは傭兵管理の秩序を乱す存在として最終的に猛攻撃を仕掛けた。企業連との断続的な抗争に加えて親組織からの直接的な壊滅工作を受けたレイヴンズアークは、その主要活動域ごと潰えることになる。CBT−79の機能停止はこの一連の経緯と無関係ではないとされるが、レイヴンズネストは詳細を明かしていない。傭兵が組織として自立しようとした最初の試みは、こうして跡形もなく消された。その残滓は後の「リミナル企業連」の思想的な下地の一つとなっており、完全に無駄ではなかったとも言える。
大陸南西部(旧西オーストラリア州)に存在するクレセント・バリスタ・タワー79番が機能を停止した。その経緯は現在も不明瞭であり、周辺は行方不明者が多発する危険地域として以後指定され続けることになる。アース5西部への人類の足掛かりは事実上消滅した。
形骸化していた国家体制の残滓が、企業支配への最後の抵抗を試みた時期。しかしその実態は組織的な反発というよりも、各地で散発する小規模な武力衝突に過ぎなかった。企業連の前では焼け石に水であり、3rd Ageの終わりとともにこの動きも収束していく。国家という概念が完全に過去のものとなった瞬間であった。
第三世代で確立されたS:EP技術をさらに押し進め、あえてF:EPエネルギーの莫大な出力へと原点回帰したのが第四世代ACである。制御システム『AMS(Allegory Manipulate System)』により人体と機体を直接接続することで、従来のG制御では不可能だった極限の機動を実現した。搭乗者は『リンクス』と呼ばれ、S:EP技術による強制的な耐性付与を施された強化人間である。一機のネクストが戦場に立つだけで周辺環境への影響は甚大なものとなった。個人が世界を滅ぼせる時代の、始まりである。
3rd Ageに起こった国家体制の最後の反発が火種となり、ネクストを擁した企業連との全面衝突へと発展した。ネクストの圧倒的な戦略兵器としての性質は戦局を一変させ、組織的な抵抗を試みた国家体制の残滓は短期間で壊滅した。全ての勢力がネクストの強大さに自重を始め、「これ以上の行使は世界そのものを壊す」という暗黙の合意が生まれる形で戦争は終結した。勝者は企業であり、同時に誰も勝っていなかった。
国家解体戦争の終結と前後して、情報地層学により2nd Ageの歴史的事実が確定した。同時期、いずれの勢力にも属さない観測・管理組織「財団」が発足し、地表の統制システムを介して時間・空間・観測の可否を管理する役割を担うようになる。CBT−81の統制AIを介した時間軸の伝播もこの財団によるものであり、人類の生存圏の担保という実質的な権力を静かに手にすることになった。
国家解体戦争の後、全勢力はネクストの存在そのものが危ういと判断し、カラード規約のもとで全ての第四世代保有勢力が機体を封印、システム権限をレイヴンズネストへと委託した。現在では保管庫で起動しない機体だけがメンテナンスされ続けている。封印指定から間もなく、カラードに登録されていた機体『ホワイトグリント』が何者かによって持ち去られる事件が発生した。レイヴンズネストの権限から唯一逃れたこの機体の行方は、今も全勢力にとって緊張の火種であり続けている。
3rd Ageに潰えたレイヴンズアークの残滓と、国家解体戦争後の地表に残された傭兵・企業の烏合の衆が結集し、「リミナル企業連」が発足した。一枚岩でなくとも「地表に生きる者の連帯」という緩やかな共通意識が彼らを繋いでおり、その思想的な根は「傭兵が企業に屈しない」というレイヴンズアーク以来の反骨にある。彼らはまた『Covid(コヴィッド)』とも呼ばれ、地下の古巣から旅立ったレイヴンの群れとして地表を跋扈し始めた。
傭兵管理の秩序を自負するレイヴンズネストにとって、リミナル企業連の台頭は看過できないものだった。かつてレイヴンズアークを壊滅させた経緯を持つレイヴンズネストは、リミナル企業連に対しても圧力をかけ始める。しかしレイヴンズアークとは異なり、リミナル企業連はより分散的な構造を持っており、一点への猛攻で潰せる組織ではなかった。この対立は現在まで続く三大勢力間抗争の、地下と地表における軸の一つとなっている。
深刻なPF汚染による地表の経済停滞期に製作された世代であり、その実態は第三世代ACよりもむしろMTの純粋強化型に近い。体長も10m前後から7mへと小型化され、取り回しと耐久性を両立させた機体として地表の傭兵産業に広く浸透した。一方で一定層のパイロットは機体規格を完全に逸脱した鏖殺兵装「オーバードウェポン」を搭載しており、戦略兵器に近い破壊力を個人単位で行使する。主要運用勢力はリミナルであり、地表の闘争経済を支える主力として今なお現役である。
情報地層学により3rd Ageの歴史的事実が確定した。レイヴンズアークの興亡、CBT−79の機能停止、国家体制の最終的な消滅といった事柄がこれにより輪郭を持つことになる。ただし4th Ageは依然として「推定」の域を出ておらず、国家解体戦争の詳細やネクストの運用記録の多くは現在も不明瞭なままである。情報地層学が確定するのは常に「二世紀前の過去」であり、生きている人間にとって歴史とは永遠に他人事である。
2nd Ageの地球圏外不成立化から長い休眠を経て、月面への本格的な再進出を果たした勢力が現れた。「オールマインド」を旗印とするアウトサイダーである。彼らは月周辺の支配領域「メディウム」を「人類の次の立脚点」「新人類の培地」と再定義した上で独占宣言を掲げた。元は人類の共有資産とされていた月面をこうして一方的に囲い込んだことは、地球に留まる勢力にとって看過できない宣言だった。
オールマインドの独占宣言に対し、最も激しく反応したのはリミナル企業連だった。財団やインサイダーが静観あるいは内部での対応に留まる中、リミナル企業連は月面への敵対姿勢を公然と掲げ、反月面感情を傭兵と民衆の間に広く煽り続けた。抗争の火種を点けたのは彼らであり、以後の三大勢力間の緊張状態の構図はここで決定づけられた。
アウトサイダー・インサイダー・リミナルという三つの勢力の立場が明確に固まり、現在に至る抗争の枠組みが確立された。いずれも一枚岩ではなく、内部に複数の企業・傭兵集団を抱えているが、大局的な対立構造としての「三大勢力」はこの時期に事実上確定している。なおエイヴィスはいずれにも属さない第四の存在として、この時期から認識されるようになっていった。
オールマインドが先導して開発した世代であり、S:EP技術に特化した設計と宇宙空間での活動への最適化が主眼に置かれている。体長は10m規格へと回帰しており、大気圏外での運用を前提とした機動設計は第五世代の地表特化路線とは対照的である。主要運用勢力はインサイダーであり、オールマインドの月面掌握を技術的に支える戦力として機能している。
三大勢力が衝突した大抗争の舞台となったCBT−80が崩壊した。現世紀で最も苛烈だった戦場の跡として語られるこの事件は、『堕天使』『熾天使』『能天使』と呼ばれる各勢力の殲滅兵器、および封印指定されていたはずの第四世代ACの目撃情報を伴っていた。オールマインドは関与を認めず、インサイダーは第四世代ACの関与のみを認めた上で「事の発端」については沈黙している。リミナル企業連と財団はこの一件を利用して反月面感情を煽り続けており、この陥落事件が現行の抗争激化の直接の引き金となった。
技術的には一番秀でており、大気圏外での活動に焦点をあてた分野に優れる。しかしながら地球での戦闘技術は活動域と経験・分野の差から地上と地下の二勢力に劣る面がある。
最初に「戦闘兵器としての二足歩行ロボット」を実用化した技術を持つ通り、起源としての『アーマード・コア』とその派生たる『モビルスーツ』等の特許を有する。同時に『アリーナ』の始まりであり、数多の伝説の古巣だ。
生産的な技術こそ他二勢力に劣るものの、遺物の再利用と破壊的な戦闘経験は目を見張るものがある。彼らは『Covid(コヴィッド)』と呼ばれ、『レイヴン』の群れとして地下の古巣から旅立っていった。
『リミナル』の傭兵が渡鴉(レイヴン)であれば、さながら『エイヴィス』の傭兵は渡鳥(ミグラント)である。
思想を問わず、戦うことも問わず、ただそれでも飛んでいる。
なおアース5を舞台とした三大勢力間の抗争は今日に至るまで世界中から人々が集結し続けており、その様は「帰巣」にも例えられる。世で最も戦乱が巻き起こる地にして、その『戦争経済』は皮肉にも荒廃した世界で人類の輝きが見れる唯一の場所となる。
基本的にコロニーとしての役割は2km地点までの地表最下層部で完結しており、以上はACやMT・MSなどの機体での移動が前提となる。企業が各々で有する工業地帯・航空機・艦艇の保管場所としても広く用いられているが、手の及ばない各所ではギャング集団が蔓延る。
領宙内では小規模な居住区を兼ねた監視・迎撃用の人工衛星が点々と配備されている。これらは『ウォールボット』と呼ばれ、進入許可の降りていない機体を取り締まると共に通信を介した入宙権の審査・補給の中継地ともなる。宇宙艦艇を一撃で撃ち落とすほどの強力なレーザー砲台をも備えている。
ブロックの密集帯を区画帯(ベルト)、これらを繋ぐ数十km規模の貨物用巨大通路を連絡橋(ブリッジ)と呼ぶ。
メンテナンス用無人機がいたる高度に確認できるが、逆に人間による管理体制は敷かれておらず、多くは輸送貨物のみが一定周期で上昇降下しているのみである。三日に一度の頻度で地表ゲートは開閉し、即時的な操作は不可能。なお中央ベルト内の別ブロックについては大半が一時滞在用の居住区、あるいは短期スパンでの出荷が必要となる工業・商業ブロックであり、中央ベルトに近いベルト、ブロックになるほど高い資金を求められる傾向にある。
また第四世代AC『ネクスト』の保有についてはレイヴンズネストの規約により、防衛力の要される一定等級以下のコロニーは三大勢力外(エイヴィス)であることが原則として求められる。各勢力の恣意による衝突を防ぐための中立的観点によるものである。
「エイジス」という機体を駆るパイロットは突如として始まったC.B.T−80を取り巻いた大抗争の中で、謎の赤い機体に襲撃を受ける。撃墜された直後、辛うじて生き残っていたパイロットに謎の人物から通信が入り、戦線を離脱することになるが……
C.B.T−80陥落事件から始まる、現行の抗争に至るまでの前日譚。それは無名の「イレギュラー」と呼ばれた"誰か"の物語。「Cosmos New Age」の世界の真相が明らかとなるか────
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